メルマガ配信ツールと決済機能の連携で売上を逃さない!おすすめ決済ツール3選とその導入理由を徹底解説

はじめに

メルマガで反応があっても、購入までの流れが整っていないと大切な売上機会を逃してしまいます。特に講座販売や単発商品の提供を行う場合、スムーズな決済導線の設計が売上を大きく左右します。

今回は、WEBマーケティング講師の柴田謙吾氏の講座内容をもとに、メルマガ配信ツールと相性の良い決済ツールの選び方と、売上アップにつながる導線設計のポイントを解説します。

日本のキャッシュレス決済の現状

急速に拡大するキャッシュレス市場

経済産業省の調査によると、2023年の日本のキャッシュレス決済比率は約39.3%に達しています。この数字は年々増加傾向にあり、特に注目すべきはクレジットカードが決済の大部分を占めているという点です。

年齢別の利用状況

  • 20代〜40代:キャッシュレス決済の利用率が特に高い
  • 10代:クレジットカードを持たない層が多いため利用率は低い
  • 50代以上:徐々に利用率が上昇中

世界各国と比較すると、中国(約80%)や韓国(約90%)に比べて日本はまだ低い水準ですが、これは今後の伸び代が大きいことを意味しています。

メルマガと決済機能を連携させる6つのメリット

1. 購入までの導線がシンプルになる

申し込み→銀行振り込み確認→商品提供という従来の流れでは、お客様が離脱してしまう可能性があります。決済機能を連携させることで、ワンクリックで決済ページへ誘導でき、購入のハードルを大幅に下げることができます。

2. 人的コストの削減

  • 申込確認メールの手動送信が不要
  • 銀行振り込みの確認作業が不要
  • 決済リンクの個別配信が不要

これらの作業が自動化されることで、ビジネスの効率が大幅に向上します。

3. 自動化による即時対応

決済完了後に自動で:

  • お礼メールの送信
  • 商品情報(ダウンロードリンクなど)の提供
  • 次回案内の配信設定

お客様を待たせることなく、24時間365日対応が可能になります。

4. 顧客データの一元管理

購入者情報が自動的にメルマガ配信ツールと連携されるため:

  • 購入者限定のメール配信が簡単
  • リピーター向けの特別オファーが可能
  • 購入履歴に基づいたセグメント配信ができる

5. 販売タイミングを逃さない

メルマガの反応が良い時に、すぐに決済ページへリンクできます。読者の「今買いたい」というモチベーションを、その場で売上につなげることができます。

6. 信頼感の向上

決済がスムーズで案内も分かりやすいと、「この人から買っても安心」という印象を持ってもらえます。このUX(ユーザー体験)の向上が、リピーターやファンの獲得につながります。

おすすめ決済ツール3選+1

1. PayPal(ペイパル)

こんな方におすすめ

  • 初めて有料商品の販売を始める方
  • スモールスタートしたい方
  • 審査に不安がある方

特徴

  • 初期費用・月額費用:無料
  • 決済手数料:3.6%前後
  • 審査:非常に優しい
  • 導入のしやすさ:◎

2. Square(スクエア)

こんな方におすすめ

  • リアル店舗も運営している方
  • シンプルな決済連携をすぐに試したい方
  • POSレジとの連携も考えている方

特徴

  • 初期費用・月額費用:無料
  • 決済手数料:3.25%〜
  • 審査:標準的
  • 導入のしやすさ:◎

3. Stripe(ストライプ)

こんな方におすすめ

  • オンライン講座を販売したい方
  • 定期サービス(サブスク)を提供したい方
  • 他のツールとの連携を重視する方

特徴

  • 初期費用・月額費用:無料
  • 決済手数料:3.6%
  • 審査:やや厳しい(特に情報商材系)
  • 導入のしやすさ:○

4. UnivaPay(ユニヴァペイ)※上級者向け

こんな方におすすめ

  • 高単価商品(30万円以上)を扱う方
  • 分割払い機能が必要な方
  • しっかりとした売上導線を整えたい方

特徴

  • 初期費用・月額費用:マイスピー経由なら無料
  • 決済手数料:3.2%(マイスピー経由の場合)
  • 審査:やや厳しい
  • 分割払い機能(ローンタイプ)が利用可能

売れる導線作りの5つのポイント

導線とは?

導線とは、メルマガ配信から商品購入、アフターフォローまでの一連の流れのことです。

基本的な導線の流れ

  1. メルマガ配信
  2. 商品紹介ページへのリンククリック
  3. 申し込みフォーム入力
  4. 決済画面での支払い
  5. サンクスページ表示
  6. 商品提供・お礼メール送信

導線作りで注意すべき5つのチェックポイント

1. スマホで見やすいか?

現在、メールの約70%はスマホで読まれています。必ずスマホでの表示を確認しましょう。

2. 決済までのクリック数が多すぎないか?

理想は3クリック以内。それ以上になると離脱率が急激に上昇します。

3. 支払う理由(ベネフィット)が明確か?

  • 何が得られるのか
  • どんな悩みが解決するのか
  • なぜ今買うべきなのか

これらを明確に記載しましょう。

4. フォーム入力に迷わないか?

  • 入力項目は最小限に
  • 必須項目を明確に表示
  • エラーメッセージは分かりやすく

5. 決済後に放置されている感がないか?

  • サンクスページで感謝を伝える
  • 次のステップを明確に案内
  • すぐに確認メールを送信

導線設計の3つの基本原則

1. お客様の感情をケアする

技術的な完璧さよりも、お客様の立場に立った「思いやり」が大切です。不安や疑問を先回りして解消する工夫をしましょう。

2. 共感を呼ぶストーリーを作る

「私も昔は同じ悩みを抱えていました。でも、この方法で解決できました」というような、共感できるストーリーを盛り込みましょう。

3. 購入後のアフターフォローを作り込む

購入後の対応が、リピーターを生み出します。丁寧なフォローメールや、次回の案内など、関係性を継続する仕組みを作りましょう。

実装時の注意点

連携の複雑さに注意

決済ツールとメルマガツールの連携は便利ですが、設定ミスには注意が必要です:

  • 購入者だけにメールを送る設定の確認
  • 決済後の遷移先ページの設定
  • 自動返信メールのテスト送信

ツールによる機能の違い

各決済ツールで、できること・できないことが異なります。導入前に以下を確認しましょう:

  • 分割払いの可否
  • サブスクリプション対応
  • 返金処理の方法
  • 顧客データの取得範囲

まとめ:良いメルマガ×買いやすい導線=売上アップ

メルマガで素晴らしい内容を配信しても、購入までの導線が整っていなければ売上にはつながりません。逆に、シンプルで分かりやすい導線があれば、メルマガの効果を最大限に活かすことができます。

現代の消費者は、平均7秒でメールを読むかどうかを判断すると言われています。この短い時間で興味を引き、スムーズに購入まで導くためには、手間のかからない簡単な購入プロセスが不可欠です。

まずは、PayPalやSquareなどの導入しやすいツールから始めて、徐々に最適な決済システムを構築していきましょう。大切なのは、完璧を求めすぎずに、まず一歩を踏み出すことです。

次のアクション

  1. 自社の商品・サービスに合った決済ツールを選ぶ
  2. メルマガ配信ツールとの連携方法を確認する
  3. テスト購入で導線の流れを確認する
  4. お客様目線で改善点を見つけて修正する

売上を逃さない仕組みづくりで、ビジネスの成長を加速させましょう!

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